先代は私たちに、４棟の共同賃貸住宅を残してくれました。共同賃貸住宅の管理は全て管理会社さんにお任せしていることもあり、管理自体は全く大変でないものの、資産の運用としては、共同賃貸住宅の運営に必要な維持・管理費に借金の返済、固定資産税など、色々とお金がかかる為、大きく利益が出るものではないことを、この数十年の間に学びました。それでも、私たちが今、新たに共同賃貸住宅の運営を始めたのは、ここの土地を守りたいという気持ちと、子供達の為の資産として、返済を完了した状態の物件を残したいという思いがあったからです。今回の共同賃貸住宅は、入居者様が長く快適にすごせるように、間取りや設備はもちろん、音や換気にも配慮して設計してもらいました。入居者様にとって快適であれば、運営が子供たちに変わる日が来ても、空室や修繕の悩みといった不安要素を減らすこともできます。入居の方からも、「設備もしっかりしているし、長く住んでみたいと感じた」というご意見を頂きました。私の考えを理解してもらえているなと実感し、ニーズにも合っていると嬉しく思いました。